2022-04-13

愛と官能あふれるイスラムの結婚観

イスラムの人々は結婚まで禁欲なんでしょう?結婚生活ってどんな感じなのかしら?
一夫多妻と聞いたけれど、家では旦那が威張っている?妻は夫のいいなりなのかしら?

イスラムでは「結婚」について、どんなふうに考えているのでしょう?「結婚観」とは?それは一言で言えば「ふたりが体を重ねて温めあい、安らぎと愛情を交換し合う」というものです。

結婚は愛とやすらぎがベース

コーランやハディースは結婚についてこう書いています。

「二人が愛し合うのに、結婚ほどよいものはない」(イブン・マージャのハディース)

「お前たちの体の一部から妻を創り出し、安んじて馴染める相手となし、二人の間には愛と情を置き給うたとは。考えぶかい人間なら、これこそ有難い神兆よとさとるであろう」(「コーラン」30:21)

ふたりが愛と情で結ばれ、安らぎを得るためのもの」。これがイスラムがイメージする結婚です。

肌を重ね合ってこそ夫婦

そして結婚生活の中心は「夫婦の体の関係」です。

「彼女らはあなたがたの衣であり、あなた方は彼女らの衣である」(2:187)

つまり「夫婦はおたがいを温め合う衣のようなもの」。エロティックな関係を実に詩的に表現しています。

体を重ね合ってこそ夫婦なのです。コーランには「性欲を満たすために結婚せよ」という言葉もあります。

「妻はあなたがたの耕地である。だから意のままに耕地に赴け」(2:223)

これは体位は自由という意味です。ユダヤ教徒たちが「妻と後背位で交わると斜視の子どもが生まれる」と言っていたのに対して下された啓示です。

農夫は畑を精根こめて耕し、種を蒔き、日夜手を入れて慈しむ。そんなふうに妻を慈しみなさいと教える。なんとも牧歌的です。

夫婦の営みは善行

夫婦の交わりは神がすすめるところです。

夫が妻の手を取るとき、彼らの罪は彼らの指の間からこぼれおちる」(イブン・マージャのハディース)

「夫が妻の手を取るとき」とは婉曲的な表現で、つまり「性行為の時」という意味です。

夫婦の営みは罪を清めてくれる行為でもあります。

イスラム人口が増える理由

このようにイスラムの結婚は「夫婦の交わり」にフォーカスしている。結婚の本質とは肌を重ね合うことによる愛情の交換です。

その結婚観はとてもほのぼのとしています。だから社会には「結婚はいいもの、だから早く結婚したい」という雰囲気がみちあふれている。

イスラム教徒の人口が世界で増え続けている理由わかります。性や結婚に肯定的で、男女がつがうことに価値を見出す社会では、結婚・出産する人が増えるとは当然とも言えるのではないでしょうか。

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