モロッコ女性一人旅|服装や注意事項
女性一人でモロッコを旅して大丈夫?興味あるけれど一人では怖い。そんな不安がある人もいるかもしれません。
私(女性)はこれまで何度も一人でモロッコに行っています。危険な目には一度もあったことがありません。
(マラケシュでスリにあいましたが、これは女性だから、というわけではありませんし)
ただ当然、注意すべきこともあります。女性一人旅で気をつけたい事をまとめました。旅のご参考になれば幸いです。
服装ー肌の露出は厳禁
肌の露出は厳禁です。夏であってもです。現地では女性が肌を見せる習慣がありませんし、胸元が開いたトップスや、ミニスカート、ショートパンツなどはもってのほか。
露出のない服装の女性を見なれている男性にとっては、半袖だけでも十分刺激的です。
実際これはエジプトですが、半袖を着ていた私の友人が触られたことがあります。
半袖を着ているモロッコ女性もいないわけではありませんが、カサブランカの中心部などごく一部の場所だけ。それも私の経験では50人に1人くらいでしょうか。
具体的な服装例
具体的にどんな服装がいいか?は現地女性の服装を参考にすると良いです。
同じ服装をする必要は全くありませんが、なるべく現地に溶け込む服装をするのが旅ではベター。いろいろな面でトラブル防止になります。
観光地(マラケシュやフェズなど)でのモロッコの女性の服装は2パターンです。
①丈の長いシャツ&レギンスやジーパン
②ジェラバ(くるぶしまでのワンピースの民族衣装)

モロッコの女性たち。女性たちが着ているのはジェラバという民族衣装。女性一人旅のベストな服装は
旅行者には①が良いと思います。歩きやすいからです。

モロッコを旅行した時の服装。だいたいこんな感じで大丈夫です。
おすすめの服装は「ゆったりとした長袖や七分丈のトップス&ゆったりとしたラインのロングパンツorロングスカート」などです。
夏と冬の服の服装は?
上の写真は夏です。モロッコの日差しは強烈なので、帽子があるといいですね。
日焼け止めやサングラスなどもあれば、なおベター。
冬は場所によってはとても寒くなりますので、薄手のダウンジャケットがあるといいと思います。
ジェラバを現地で買っても良いでしょう。朝晩は意外に冷え込むこともあるため、羽織るものがあると便利です。
イスラムの文化を理解する
モロッコを旅する際は、イスラムの文化をある程度理解していたほうがいいです。
イスラム女性は一人旅することはほとんどありません。
「女性は弱い、守るべき存在」「女性は魅力的で男性の性のえじきになりやすい」というのが、イスラムの基本的価値観です。女性は家族の男性にエスコートされて旅をするもの。
というわけで、女性が一人で旅するのは、その慣習から逸脱する行為。時には「無鉄砲」と見られることも。
「スキがある女性、貞操観念がない女性、→こんな女性には何したっていい」と考える男性も出てきます。
土産物店に入って人気のない部屋に通され、突然抱きつかれた、キスを迫られたといったトラブルも聞きます女性1人というのは甘く見られがち。
といっても、ほとんどの人は女性一人ということで色々と気にかけてくれる人がほとんどです。
男性の誘いに軽い気持ちで乗らない
女性は守るべき存在ですから、一人旅女性に対して男性たちはやさしく接してくれます。
しかし中には、「下心から」やさしくしてくれる男性がいないわけではありません。
イスラム圏では男女交際は禁止です。現地の女性には下手に手が出せません。
しかしフリーセックスの国から来た日本人、欧米人には何してもいいだろう、というわけで、欲望を発散させるために外国人に手を出すという人もいます。
モロッコではイスラムの戒律は湾岸諸国ほどは厳しくありあませんが、結婚まで童貞・処女というカップルが今もほとんど。
「ちょっとお茶くらいならいいか」は、相手に勘違いさせるきっかけになります。「脈あり」と思われても致し方ない。さらにしつこく誘ってくることに。女性の方もノーといいずらくて、ついずるずる‥となりがちです。
その気がなければ、最初から誘いにはのらないことです。
モロッコ人はとても親切
以上注意点を書いてきましたが、モロッコ人は基本的にとても親切な人たちです。
モロッコ人男性(他のイスラム社会の男性も)は、客人である旅人や女性にお金を払わせようとは決してしません。
旅は、あまり警戒しすぎても楽しくありません。
危険もあることも知った上で、心をオープンにして現地の人と関わり合い、相手からの誘いは、直感を頼りに適宜受け入れる。
それが思い出に残る、楽しい旅をする秘訣なのでは?
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