ラマダンの「イフタール(断食明けの食事)」に参加してきました

「東京ジャーミー」のイフタール(断食明けの食事)に参加してきました。

 

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東京ジャーミーの礼拝堂前

イフタールとはイスラム教徒の方々がラマダンの断食明けに食べる食事のこと。

東京ジャーミーでは、イスラム教徒の方々のために毎日イフタールを用意しています。

この食事会にはイスラム教徒でなくても参加できます。(東京ジャーミーのHPから予約が必要)

東京ジャーミーとは?

まずは東京ジャーミーのご紹介から。

日本最大のモスクで、トルコ様式で建てられています。
(モスクはイスラム圏各国で様式が違います)

部材などはトルコから取り寄せ、トルコの建築業者や工芸職人が数十人以上参加して建てられました。

場所は東京の代々木。千代田線の代々木上原から徒歩5分くらいです。

美しい礼拝堂内部

特筆すべきは、その内部の美しさです。

東京ジャーミーの礼拝堂

礼拝堂の天井

必見は2階の礼拝堂の内部。

アラベスク模様のステンドグラスや美しいカリグラフィで装飾された室内は、ため息が出るほど。

内部は異教徒でも見学可能です。

中に入る際は靴をぬいで。モスクという神聖な場所ですから、異教徒であっても肌を隠す服装でなければなりません。ショートパンツや短いスカートはNGです。

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女性の礼拝場所は3階です。
写真右手から男性の礼拝場所が見下ろせるようになっています。

男性から女性の姿は見えません。これは海外のイスラム圏のモスクでも同様です。

礼拝中の男性が美しい女性の姿に心を惑わされないように」だそうです。

断食明けは「なつめやし」から

この日私がモスクに到着したのは午後6時くらい。
6時半の断食明けにいただくナツメヤシとお水が用意されていました。

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ハディース(イスラムの預言者ムハンマドの言行録)に、「預言者はまず断食が明けたらデーツ(ナツメヤシ)を口にし、それから礼拝をした後、食事をいただいた」という話が伝わっているからです。

そのためイスラム教徒の方々は、デーツをつまんだら礼拝堂に入って礼拝。その後イフタールとなります。

イフタールはイスラム教徒と方々と

そして待ちに待ったイフタール。

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イフタールをいただく会場は1階にあります。

 

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入り口に寄付箱が設けられていますので、千円くらいを目安にお金を入れます。もちろん、もっとたくさん入れても可。決まりはありません。

 

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席は男女でゆるやかに分けられています。

女性席ならば、どこに座っても自由です。

 

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この日のイフタールの食事。

チキンと野菜のトマトベースの煮込み、豆のスープなど。とても美味しくいただきました。左上にあるのはお菓子です。

各テーブルの上には、ちゃんと水とコップも用意されています。

イスラム教徒の方々と交流

同じテーブルに日本人のイスラム教徒の方が座っていたので、話しかけてみました。

実は東京ジャーミーのイフタールは、在住イスラム教徒の方々と知り合える素敵な場所なのです。

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彼女はエジプト人の旦那様と結婚してドバイに暮らす方。

現在お子さんの教育のために、ご主人をドバイに残して日本で生活しているそうです。

彼女は日本生まれの日本人。日本の暮らしは不自由ないと思っていましたが、聞いてみると「食事が不便ですね」とのこと。

イスラムでは豚を食べていけないのは知られていますが、豚肉というのはただの肉片だけでなく、「豚由来のすべてのもの」をさします。

ラーメンの出汁とかラードとか。

そうなると「豚」がどこに潜んでいるかわかりません。ラーメンの出汁に使われているかもしれないし、カレーライスのルーにラードが入っているかもしれません(基本的には入っています)。

ハム、サラミ、ソーセージなどもNGです。それらが含まれるサラダやサンドイッチもダメ。

じゃ、チキンやビーフなら良いのかというと、これらも「イスラムのやり方にのっとった方法」で屠殺されたものでなければ、食べられないのです。

正しい方法とは、簡単に言うと「神の名を唱えながら頸動脈を切って処理する」とうこと。そのように処理されたものを「ハラール」といいます。

たとえばポテトチップスやカレールー。材料に「ビーフ・エキス」が入っている場合、そのビーフがハラールであるかどうか、確かめなければなりません。

そこでお客様コールセンター電話。

先方も慣れているらしく、すぐに「ムスリムの方ですね」と対応してくれるそうです。

ハラールショップで買い物

イフタールをいただいた後は、1階の「ハラールショップ」で買い物を楽しみます。こちらは2019年5月にオープンしたばかり。

イスラム教徒の方向けのハラール食品が売られています。

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ハラール・ミートを始め、カップラーメン、お米やパン、紅茶やコーヒー、コーランなど様々。見ているだけでもあきません。

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この日私が買ったのは「17穀食パン」。ゴマやひえ、きび、黒米など17種類に穀物が入っています。

実は家にパンの買い置きがたくさんあったのですが、ついつい衝動買いしてしまいました。

 

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★イスラム教徒のラマダンについては、こちらの本で詳しく解説しています。ぜひ合わせてお読みください。

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なぜイスラム教徒が世界で増え続けているのか?その魅力を中学生でもわかるように易しく書いた本。この一冊で、イスラムのイメージが変わります。

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