イスラム教における「女性」とは? コーランの代表的な章句をピックアップ【永久保存版】

最近は日本でもイスラムに入信する女性が増えています。

イスラム圏出身の男性と結婚して改宗というケースもありますが、自主的に改宗する女性もかなり増えているのです。

世界に目を向ければ、イスラム教徒人口は増え続けており、2050年には世界の3人に1人がイスラム教徒になると予測されています。

イスラムの何が女性たちを惹きつけるのか?

日本ではまだまだイスラム女性は抑圧されている、イスラムは男尊女卑、
こういうイメージが根強いのではないでしょうか?

もし女性を抑圧する宗教だとしたら、これほど女性の信者が増えるでしょうか?

実際、私がこれまで20年間イスラム世界に通ってきた中で、「抑圧された」と感じられる女性に会ったことがありません。

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イスラム圏には国のトップに立つ女性も多く、バングラデシュ、パキスタン、トルコなどではこれまで女性の首相が誕生しているし、イランには女性の副大統領がいます。

イスラムは決して女性を抑圧する宗教ではないばかりか、女性を大切にする宗教です。

イスラムの何が女性たちを惹きつけるのか?
その答えはコーランにあります。

コーランの中で女性に言及する章句は24ありますが、代表的な章句をひもといてみましょう。

女性より男性の方が責任が大

イスラムでは夫が家計を担うべきと定めています。

 『アッラーはもともと男と(女)の間には優劣をおつけになったのだし、また(生活に必要な)金は男がだすのだから、この点で男のほうが女の上に立つべきもの』(第4章34節)

「男のほうが上」とあると、「男尊女卑ではないか?」と誤解されるかもしれませんが、これは肉体的な優劣のことをさしています。

男性の方が体力があるのだから、「男が稼げ」と神が命令しているのです。神は優しいのですね。

「男性は女性の一段上にある。」とあるのは、あくまでも男性に負わされた責任の重さを表す章句なのである。イスラームが説くのは性差別ではなく、性区別。すなわち役割分担の大切さにほかならない。(「イスラームと女性」)

家計をまかなうのは夫。しかし女性が働くことを禁止していません。

そして奥さんの方が収入が多くても、家計を負担するのは夫です。

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男女平等がイスラムの基本理念

イスラムというと男女差別の宗教のようにイメージされがちですが、「男女平等」が理念。

それを示す章句をあげてみましょう。

『男でも女でも、あなたがたは互いに同士である』(第3章195節)

『彼女らはあなたがたの衣であり、あなた方は彼女らの衣である』(第2章187節)

(←「夫婦は互いの体を温め合う衣のようなもの」❤️だそう。)

 男女は平等だが違うもの、その違いに適した役割があるというのがイスラムの考えなのです。

相続権について

ところで、イスラムでは「女子の遺産相続は男子の2分の1」と定めています。

「アッラーは汝らの子女(の遺産)についてこう命じられる。男児には女児の二人分と同等の額である。」(第4章11節)

これは上に書いたように、男性が家族を養う義務があるためです。

女性は相続したお金を全て自分のためだけに使えますが、男性は家族を養う義務があります。

父親が亡くなったら、息子が姉妹や母親を養う。
結婚すれば妻子を養わなければなりません。

「仮に夫の年収が500万円、妻が500万円としようか、ところが男性には扶養義務があるので、この中から生活費を捻出しなくてはならない。

ところが、女性はまるまる自分の懐に入るんだ。そこでせめて相続に関して、男性に女性の二倍を認めないとつりあわないというのがその根底にあるんだね」

(「コーランは神様からのステキな詩」)

結婚しない男性は日本以上に少なく、結婚は早い。
イスラムでは早くの結婚をすすめているからです。

つまり女性は相続分は少なくても、結果的に得をするようになっているのです。

女子教育

タリバーンが女子教育を禁止したことはニュースになりました。
ではイスラムでは女子教育を禁止しているのでしょうか?

イスラムでは男性・女性両方に、知識を追い求めることを勧めています。

「主よ、我が知識を増し給え」(第20章114節)

「筆に寄って教え給う方。人間にみちなることを教え給う」(第96章415節)

学問、教育はすべての信徒にとっての義務。

女子教育を禁じたのはイスラムのためではなく、むしろ反イスラーム的なのです。

子育て女性への思いやり

女性へのいたわりという点では、子育て中の女性への配慮が象徴的です。

 『母親が子育てで苦労することがあってはならない。赤ん坊にお乳をあげたくない場合、乳母を探さなければならない』(第2章233節)

なぜなら、子育ては大変な仕事だから。

 『なんと言っても母親は自分を腹に宿したあいだ苦労に苦労を重ねて身をやすし、その上、乳離れさせるまでに二年間もかかっている』(第31章14節)

 イスラムは「女性にやさしい」。だから世界中でイスラム教徒が増えているのです。

 

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