パキスタンの会社経営者カリムさんのお宅にホームステイさせていただいたご報告です。
場所はパキスタン南部の大都市カラチです。
ご両親とカリムさんの家族、弟さんの家族が同じ敷地内に暮らしています。
パキスタンは大家族主義。結婚したら両親と暮らす人が多数派です。
ご両親は、毎日プールサイドでお茶します。
カリムさんと弟さんも、休日の朝はご両親と一緒にここで雑談することもあります。
3度の食事は家族全員で
朝食風景。3度の食事は家族いっしょです。日曜日の朝食は、近くに住むお姉さんの家族なども加わります。
パキスタン人は花好き
家の庭。4000個の花の鉢があるそうです。昨年の夏から、コツコツ種から育てたもの。
年が明け、ようやく温かくなる頃、咲き始めた鉢の花を庭に並べます。
それでもまだまだ足りないとかで、休日には近くの園芸店へ行き、気に入った草花を買い求めます。
毎晩ガーデンパーティ
カリムさんの家では、3月には毎日のように各方面の友人知人を呼んでパーティを行います。
暑さの厳しいカラチでは、花の命は短く、綺麗に咲いているのは、2月と3月だけです。
それを過ぎると枯れ始め、5月には、すっかり花はかれてしまうのだそうです。
花を愛でることができるのは、たったの2ヶ月間だけというわけです。
そのため、3月中は毎晩(!)ガーデンパーティを開くのです。
綺麗な庭を友人知人、仕事仲間に見てもらいたいからだそう。
パーティの料理はメイドさんが担当。足りない時はケータリングサービスも使う。
パーティには、奥さん手作りのデザートも並びます。
メイドさんは10人
「本当はこんなに必要ないけど、それだけ貧しい人に給料を与えることができる」
とカリムさん。
家族・友人とのつながり
カリームさん兄弟は、毎朝会社に行く前に両親の寝室に来て軽く雑談。
前の夜に、仕事関係の会合やパーティで帰りが深夜になっても、必ず翌朝は5時半に起き、朝の礼拝をすませ、両親と会話。その後7時に出社します。
妻のシャヒーンさんは、「どこにそんなエネルギーがあるのかわからない」と笑いながら言います。
昼間は奥さま達が集まって雑談。
お父さんは、毎朝近所のモスクへ。その後モスク仲間を家に招き、お茶します。