2018-09-01

スマホをやめたら良いことづくめ

スマホを手放し、ガラケーに変えて10日ほどたちました。しかも通話のみの契約で、メールはチェックできません。最初は「困らないか?」と心配だったのですが、今は良いことしか感じていません。

スマホを持たないことのメリットをご紹介します。

「今この瞬間」を楽しめる

スマホがあった頃は、旅行先でもしきりに写真を撮り、SNSにアップしていました。すると投稿へのリアクションが気になり、ついついスマホを見てしまう・・・。

自分の意識が、目の前の楽しいことよりネットにつながった、どこか遠くにある。

スマホをやめたことで、心の落ち着きと健康を取り戻しました。今、この瞬間を楽しみたいので、これからもスマホを持つことはないと思います。

「私は最近になって携帯電話を使うのをやめた。スイスとブータンでつかの間の幸福を邪魔されて以来、携帯電話は幸福の対極にあると実感したからだ。携帯電話というのは、現在いる時間や空間から人を切り離してしまう。

(「世界しあわせ紀行」)

読書の時間が増えた

スマホを手放して本を読む時間が増えました。以前は、電車の中ではスマホでネットを見ていましたが、今は本を読んでいます。

人間、いつかは視力が衰え、本が思うように読めない時がきます。

私より少し年上の知人にあったとき、彼女は「最近老眼になっちゃって」と嘆いていました。本を読んでいてもすぐ疲れてしまい、以前のように長い時間読み続けられないそうです。「読書がこんなに体力を必要とするなんて、思ってもみなかったわ」。

私はまだ老眼にはなっていませんが、いつかは確実にその時が来ます。その時に「ああ、もっと本を読んでおけばよかった」と後悔はしたくありません。

またスマホ画面の見過ぎは視力の低下につながります。

読書することのメリット

読書の何がいいのか?知識が得られるだけでなく頭もよくなることです。

「日本で最もインターネットに詳しい精神科医」として知られる樺沢紫苑さんは、『読んだら忘れない読書術』にこう書いています。

高齢になってからの読書は精神的退化を32%遅らせ、逆に頭を全然使っていないと精神的退化が48%加速する。(読書による脳の老化防止効果)アメリカラッシュ大学の研究」(「読んだら忘れない読書術」)

著者の樺沢さんは、毎日フェイスブック・YouTube動画を更新。さらに年に3冊本を書き、病院で診療し、月30冊読書をする。そして月10本以上劇場で映画を見て、年2回は長期旅行に出かけるとのこと。

本から学んだ知識を徹底的に活用して、時間短縮、効率を高める方法を実践しているからです。

無意識が働く時間をとりもどす

スマホを手放したことで、たくさんの「ぼーっとする時間」があります。ぼうっとするのは一見無駄な時間のようですが、実はそうではありません。意外に良いアイディアが浮かんだり、何かひらめいたりするものです。

PHSが登場し携帯電話が普及を始める1995年までは、隙間時間は重要な発想時間でもあったのだ。机にかじり付いている時には思い付かなかったアイデアが、机から離れている時にひらめく瞬間があった。というのは、アイデアは、通勤時、就寝時、入浴時など仕事場から離れたところで発想されるケースがよくあるのだ。本人が考えていないように思える時でも、頭の中では無意識に思考回路が働いているのだろう。

(「IT社会の護身術」)

いつもスマホでネットをチェックしてばかりでは、ひらめきが生まれる瞬間がありません。

時間を有意義に使っているようでいて、実は大切な何かを失っているのかもしれません。

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