オアシスの伝統的な暮らし(1)冷蔵庫を必要としない贅沢

エジプト・ダフラオアシスエジプトの首都カイロからバスで15時間の場所にあるダフラオアシス

 

ここに暮らすアマルさんの家では、オアシスの古くからの伝統が残っています。

ダフラオアシス

オアシスのモスク。この裏にアマルさんの家があります

大家族の暮らし

ダフラオアシス

家にはアマルさんのご主人のお母さんだけが暮らしています。お母さんには5人の息子、2人の娘がいるが、すべて結婚して外に家を建てて住んでいる。

離れてくらしていても、昼食は毎日お母さんの家に集まって食べます。

oasys-14お昼ごはんを食べた後は、皆でそろって昼寝。夏は45度近くになるのですが、分厚い土壁でできたこの家は、冷房がなくともひんやりとすずしい。

そこで、夕暮れ時が近づくまで昼寝をし、その後起きて午後の紅茶。そしてひとしきりおしゃべをし、そして各自の家に帰っていきます。

このオアシスの村で、こんな暮らしを続けている家族は、多くはありません。

アマルさんはいいます。「昼間一つの家に集まって暮らすと家事だって分担できるし、子育ても助け合えるし、すごく助かるわ」

伝統的な暮らしは、家族のつながりの温かみがあるとともに、女性にやさしい暮らしでもあるのです。

払うのは電気代だけ

彼女の家ではたくさんの野菜と小麦粉や米も栽培しています。ほとんど自給自足。

自分のところでとれた小麦粉で、週一回パンをまとめて焼きます。
「パンも鳥や動物も、自分でつくって育てたものが一番。買ってきたものは、どんなえさを与えているかわからないから」

朝、畑でとった野菜を、その日のうちに料理。そのため冷蔵庫はほとんど使わないのだそう。

 

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水は村のはずれにある泉からモーターで各家に送られます。それを素焼きの壺にいれて、風通しの良い場所においておく。

壺の表面をぬらしておくと、気化熱で中の水が冷えるのです。

家には冷蔵庫もあるのですが、真夏でも水を冷蔵庫で冷やして飲むようなことはしません。「冷えすぎると、せっかくの水がおいしくないから」。

私も壺の水をいただきましたが、ほどよくひんやりしていて、ちょうどよい飲みごこちでした。ダフラオアシスの暮らし

 

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