オマーンの魅力と観光の予備知識

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市場に買い物にきたオマーンのベドウィン女性

「中東の隠れた宝石」と言われるオマーン。アラビアの伝統文化を色濃く残し、アラブの古きよき面影や情緒を感じられる国です。中東の中でも治安はとても安定していて、安心して旅行をすることができます。

そんなオマーンの魅力や観光地をくわしく紹介します。

オマーンの場所

オマーンはアラビア半島の南東部にあり、北西をアラブ首長国連邦、サウジアラビア、イエメンと国境を接しています。

日本から一番近い中東の国が、実はオマーンです。

【オマーンの魅力】

①アラブの伝統と異国情緒

 

オマーン・ニズワ

ニズワの町の伝統的なスーク(市場)。ニズワは首都マスカットから車で2時間の場所にある。

オマーンは潤沢な石油収入のために適度に近代化された一方、アラビアの伝統文化を色濃く残し、アラブの古きよき面影や情緒を感じられる国です。

高層ビルが林立する隣のドバイなどと異なり、オマーンの建物はすべて低層の白やクリーム色のアラビア風の建物で統一されています。

少し地方に行けば、今でも伝統的なオマーンの伝統的な短剣ハンジャルを身につけた男性が普通にいます。

②治安が良い

 

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路上でトランプに興じるオマーン男性たち。

オマーンは世界の中でも、最も治安が良い国の1つです。

私(女性)はこれまで通算1ヶ月近くオマーンを旅していますが、危ない目にあったことはありません。

③人が優しい

 

イスラム男性

バハラのスークに買い物にやってきたおじいちゃんたち。オマーンの老人は実に良い顔をしている。「幸せな人生を送ってきたんだろうな」と思わせる人が多い。

オマーン人は旅人にとても親切です。

ある場所に出かけて帰りのタクシーが見つからなくなってしまい、途方に暮れていたところ、通りかかった車の人がホテルまで送り届けてくれたことがあります。

道端で転んで捻挫した時も、近くにいた男性がホテルまで送ってくれました。

年配の方は、「幸せな人生を送ってきたんだろうな」と思わせるやわらかな表情と物腰を持つ方がい。

その微笑みを見ていると、ほっと癒されます。

④雄大で美しい風景

 

オマーン・ミスファ

北ハルジャル山地にあるミスファ村。周囲はナツメヤシの林が広がっている。

オマーンは、国土の80%は砂漠ですが、北部には3000m級の山々が連なり、また長い海岸線があり、風景が変化に富んだ美しい国です。

首都マスカットから車で2~3時間も走れば、山岳地帯に行くことができ、その山々の合間に古い村々が点在しています。 

⑤旅行しやすい

オマーンの男性は総じてジェントルマンです。

タクシーに女性一人で乗っても、セクハラ的な経験をすることは、ほとんどありません。

エジプトやモロッコなど他のアラブの国にありがちな、しつこい客引きなどは皆無。

観光地もツーリストで混雑することはなく、快適に旅行することができます。

またオマーンの衛生事情は良いため、外食でお腹をこわすようなことも、まずありません。

難点は暑いことです。旅行するなら、比較的過ごしやすい11月〜3月がおすすめです。

⑥食事がおいしい

 

オマーン

サラーラの町のインド料理店のミールス(南インドの定食)。これにライスが盛られる。これで約350円。サンバル(ソース)やカレー、チャパティ(パン)、ライスのすべてがおかわり自由。

オマーンはインドなど南アジアからの出稼ぎ労働者が大変多く、インド料理レストランが充実しています。

良質な香辛料が多く輸入されており、本場インドとまったく遜色ないインド料理が食べられます。

 

【オマーンの予備知識】

イスラムのルールを尊重する

オマーンの宗教はイスラム教です。

その中でも「イバード派」という他宗派に寛容な穏健な一派。

そのためオマーンはイスラム色が強くないと言われますが、それは隣国サウジアラビアなどに比べればの話。

イスラム世界全体で見れば、かなり厳格な部類に入ります。

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サラーラのモスクから出てきた男性たち。金曜日の昼の礼拝はイスラム教徒にとって最も大切なものとされ、男性たちは近くのモスクに集まり、合同で礼拝する。

病院でも学校でも男女のスペースは明確に分けられています。

飲酒は外国人向けのホテルやレストランなどのみです。

現地の人の写真撮影

オマーンでは人物の写真を撮るのは注意した方が良いです。

現地の女性を許可なく撮影し、もし彼女が警察に訴えた場合、罰金15万円だと聞きました。

この額は警察に確かめたわけではないので確かではありませんが、気をつけた方が良いです。

公共の交通機関が少ない

オマーンの風景

僻地に行くには車をチャーターする必要がある。オマーンは隅々まで道路が舗装されているものの、山岳地帯を走るには4×4車が必要。

オマーンには公共のバスはあるものの、便数は非常に限られています。

鉄道はありません。移動は車をチャーターするのが基本になります
(時間が限られていたり、少し僻地に行く際は特に)。

オマーンを旅するならレンタカーがおすすめです。

道路は隅々まで舗装され、交通量もそれほど多くありません。

オマーンは産油国のため、ガソリン代も高くありません。

物価が高い

オマーンの物価は日本並みです。

ホテルに関しては、女性が安心して泊まれるのは5,000円くらいからです。

オマーンのショッピングモール

オマーンのショッピングモール

食事は比較的安く、庶民的なインド料理店などで、500円くらいで食べられます。

タクシーチャーターの料金は、町にもよりますが、1時間チャーターして5リアル (約1,500円)。

町から町への移動で2時間チャーターして20リアル(約6,000円)ほどです。(2020年2月現在)

英語は通じる?

オマーンの公用語は、アラビア語ですが、オマーン人の多くは英語が話せます。

片言の英語が話せれば、旅行にはさほど不自由しません。

ただし、観光客があまり訪れないようなところでは、英語が通じないことが多いため、注意が必要です。

タクシーに乗る時の注意

 

オマーンのタクシー

バハラからイブラの町まで乗ったタクシー。運転手はバハラで泊まっていたホテルのオーナーの知人。タクシーを長距離乗る場合は、信頼できるドライバーの車で移動するのがおすすめ。バハラからイブラまでは車で2時間くらいかかる。

オマーンのタクシーはメーターがありません(一部をのぞいて)。料金は事前の交渉になります。

あらかじめ現地の人などに相場を聞いておくのがよいでしょう。

オマーンのタクシー運転手は全てオマーン人です。

ほかの湾岸諸国は南アジアからの出稼ぎ労働者が大半ですが、オマーンではタクシー運転手はオマーン人であるべしとの決まりがあるのです。

先ほどオマーンのタクシーではセクハラは少ないと書きましたが、それでも女性がタクシーに乗る場合は気をつけましょう。

流しのタクシーでなく、ホテルに手配してもらった車に乗った方がよいです。

タクシーは密室です。とくに町から町への移動にタクシーを使う場合は、これをおすすめします。

女性1人旅の注意点

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ニズワの市場にやってきたベドウィンの女性たち。

オマーン女性は、外出時はほぼ100%黒のアバヤ(ロングコート)姿です。

ただサウジアラビアと違い、外国人女性がアバーヤを身につける必要はありません。

それでも肌の露出(ノースリーブ,ミニスカート等の着用)は絶対に避けましょう。

男性も肌を見せない服装をした方がよいでしょう。

服装に気をつければ、オマーン旅行は女性1人旅でも全く問題ありません。

(参考:オマーン女性一人旅の服装と観光の注意点

【関連記事】

オマーンで訪れたい10の美しい観光地と5つの秘境

 

【「女ひとり、イスラム旅」】
オマーンの詳しい情報は、こちらに記載しました。ご興味あれば、ぜひお読みください。

 

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