ヴィラデスト 玉村豊男

読書

「がんになって、止めたこと、やったこと」

2008年海外で取材中、原因不明の微熱が続き、その後足がしびれて歩くことができなくなりました。

やっとのことで帰国。実家の近くにある病院を受診したところ、精密検査が必要とのこと。

大学病院で1ヶ月ほど検査入院しましたが、症状は悪くなるばかり。MRIで脊髄に影が見つかりました。

脊髄癌か多発性硬化症が疑われ、「将来歩けなくなる可能性もある」と医師に告げられました。

絶望の淵に落とされました。

幸い点滴治療で症状は回復しました。

しかし退院前のMRIでは、脊髄の影は残ったままでした。

医者には「この影は一生消えない」と言われました。

退院してから「なんとか自力で影を消す方法はないか?」と健康に関する本を読みあさりました。

自然食に目覚め、無農薬玄米や有機野菜をとりよせて食べるようになりました。

そして退院2ヶ月後のMRI検査。

影は消えていました。

これには医者も驚いていました。

 

これは私の些細な例です。

しかし「病気とは自分で治すもの」だと実感しました。

自分の体を守るのは自分しかいない。

それ以来、現在にいたるまで健康に関する本をよく読んでいます。

癌に効くとされる内容の本を読むようになったのも、その頃です。

身内が癌を患っていたこともありますが、癌に良いことは健康にも良いはずだからです。

フリーランスは体が資本です。

病気になったら仕事ができず、保障がありません。

特に私のように海外取材をメインにしているものには、ベッドの上で寝たきりでは仕事にはなりません。

小説家はベッドの上でも言葉を紡ぐことができるでしょう。

システムエンジニアは、パソコンさえあれば、どこでも仕事をすることができるでしょう。

しかし取材者はそうはいきません。

だから体調管理が最優先の仕事。

健康には人一倍興味があります。

 

がんになって、止めたこと、やったこと」は、癌の方にとても有益な本です。

ステージ4の肝臓ガンで余命12ヶ月と宣告された著者が、「生きたい」という強い意志のもと、

ありとあらゆる方法を調べ、試行錯誤し、病を克服するまでのプロセスが記されています。

この本で強く印象に残ったのは、癌を良くする方法をありとあらゆる手段で集めたこと、そして積極的に予定を入れたことです。

もちろん私は医者ではありません。

この本に書いてあることを実践すれば癌が治るとはいえません。

ただ確かなのは、病気を治すのは最終的には本人だということです。

どんなに高額な治療を受けても、本人に治す意思がなければ、治りません。

逆にお金をさほどかけなくとも、食べ物など生活全般を見直すことで健康になることは十分可能でしょう。

自分で治すとは、どういうことなのか?

治るために、ありとあらゆる情報を集めること。

食事を変える、生活サイクルを朝型にする、病気になりやすい思考のクセをやめる‥。

そして治った姿をイメージし、楽しい未来の予定をどんどん入れていくことです。


「余命~ヶ月」と宣告を受けると、たしかに先のことはわかりません。

しかしあえて楽しい予定を入れたことが、著者にとって良い結果につながったそうです。

「旅行に限らず、私は次から次へと「先の予定」をいれていました。

3ヶ月後、半年後、どうやっているかわからないから予定は組めないと考えるのではなく、目の前の時間にはできるだけ多くのことをこなしていくと同時に、どんどん先の予定まで入れてしまうのです。

半年後にはもう動けなくなっているかもしれないなどと決めつけてしまわないほうが絶対にプラスになるのだともいます。

がんになって、やめたこと、やったこと

 

がんになって、やめたこと、やったこと

癌を克服するために読んだ本、試みた方法、その結果が、とても具体的に書かれています。

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