水木しげるさんの幸福論「人生をいじくり回してはいけない」に学ぶ「本当に幸せな生き方」

水木しげるさんの幸福論「人生をいじくり回してはいけない」は、太平洋戦争のときに出征したニューギニア・ラバウルの島での暮らしがもとになっています。

その島の幸せな暮らしとは、どんなものでしょう?

「人生の目標なんているものもないのかもしれない。それでも彼らは、とても満ち足りた表情をしている。」と、水木さんはこの本で書いている。

彼らのなかには「幸せ」という言葉はありません。それでも彼らの村には「幸せ」の空気が充満しています。それは彼らの日常生活のなかに、幸せが自然に組み込まれているからです。親子の愛情も隣人への思いやりも、全てが生活のなかに組み込まれている。あえてこれが幸せですと取り出してたしかめなくても、ほのぼのとした幸福感に包まれているんです。

「幸せ」なんて言葉がないほうがいいと私は思います。そんな言葉があるから、人は幸せを叫ぶのです。本当の幸せとは、叫んだからといって手に入るものでもない。

起こったことを悩まない

でも私たちは島民のように、3時間だけ働いて後はのんびり暮らす、などという生活はできません。それでも幸せに暮らす方法とは、「人生をいじくりまわさない」だと言います。

人生には色んなことが起こって当たり前。それらに一喜一憂するのではなく、ほうっておくことです。人生をへたにいじくり回したところで、何の解決にもなりません。起きてしまった不幸は、もうどうしようもない。ならべく自然の流れに身をゆだねてしまったほうが良い。しょせん人間の力ではどうしようもないこともあるものです。
 ラバウルのひとたちは、実にわかりやすい人生を送っています。神様から与えられた人生を決していじくり回したりしません。だからこそ、幸せの空気につつまれているのでしょう。

イスラムの考えも同じです。彼らは、起こったことは、全て神のしわざと考える。

 試験に落ちた、仕事で失敗した、お金がなくなった・・・日本人なら、自分のどこがわるかったのだろうかと反省したりして自分を責める。けれども彼らは違う。それは神様が臨んだこと、とあきらめるのです。

イスラム教徒の人口が猛烈な勢いで増えているのは、そんな自分を納得させられる秘訣みたいなものが含まれているから?かもしれません。

 
 
 
 
 
 

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