オマーン バハラ バフラ

写真展・カメラ

風景写真を劇的に変える「ちょっとした一手間」

ただ風景を撮るだけでなく、人が写り込んでいると温かみが増します。

エジプトの砂漠の中のオアシス

写真はエジプト。右にあるのは「鳩小屋」です。でも人がいないと、ただ小屋を説明するだけの写真になりがち。人が写っていることで、場の空気も穏やかになったりします。

ですので撮る時は、人が通りそうな所なら、人が来るのを待ったりします。

写真家・丹野清志さんは、本でこう書いています。

「人が写っていない風景と小さくであれ人が写り込んでいる風景を見比べた場合、人がいるほうの写真にはどことなく温かみがある」(「写真教室では教えない新スナップ写真の方法」

人がいなかったら、ただのゴーストタウンですが、人がいることで(しかも親子)、なんとなくほんわかみたいな気持ちになりませんか?

ダフラオアシス

建物の前に雰囲気にマッチする人が佇んでいることで、より「ひなびた感」がアップするように思います。

背後にある廃墟の旧市街だけでなく、パンを日干ししている女性も入れると、「ああ、こんなところにも人が住んでるんだな」と、見る人が興味を持ちます。

人との出会いが写真を豊かに

なぜ風景に人を写しこむかといえば、私は人を撮るのが好きだからだです。

景色はどんなに美しくても、「ああ綺麗だな」で終わってしまいますが、人なら、カメラを向けることで笑顔になったり、そこから会話が生まれたりします。

エジプト女性

人との出会いが写真の心を豊かなものにすると私は思っています。引っ込み思案の私は、カメラがあるから人と出会うことができます。カメラを手にしなければ旅などへ出かけなかったのではないかと思うことがあります。」(新スナップ写真の方法」)

私は旅好きなので、カメラを手にしていなくても旅に出ていたでしょう。

でも、カメラを持って旅した方がずっと楽しいし、カメラをきっかけに人との関わりも生まれます。

何よりカメラを持つことで、人の暮らしにずんずん入り込む「ずうずうしさ」が身についたように思います。

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