イスラム圏の旅

ラバト*素通りするのはもったいない町全体が世界遺産のモロッコの首都

モロッコの首都ラバト。静かでのんびりしていて、かつ上品で落ち着きあふれる町です。

マラケシュ、フェズに比べて旅行者は多くありませんが、素通りしてしまうには本当にもったい魅力がある町。

カサブランカから入国したら、まずラバトに1、2泊滞在してのんびり過ごし、それから本格的に旅をスタートするのが個人的にはおすすめです。

ラバトの魅力や見所、リーズナブルなホテルなどをご紹介します。

ラバトの魅力

落ちついた雰囲気

モロッコ ラバト

ラバトは歩いていて本当に気持ちの良い町です。

広い通りにヤシの並木が続き、緑豊かな公園があり、さらに首都らしい落ち着きがありと、とても居心地が良い場所。

教育水準も比較的高く、治安も良いとされています。

新市街にはフランス風のカフェも軒を並べています。

おいしいクロワッサンやカフェオレを堪能しながら、道ゆく人を眺めたりしてのんびり過ごすこともできます。

街全体が世界遺産

モロッコ ラバト メディナ

ラバトは「近代的都市と歴史的都市が共存する首都」として、新市街・旧市街ともに世界文化遺産に指定されています。

フェズやマラケシュ、メクネスなどは旧市街だけが世界遺産ですが、ラバトはその点とても珍しいのです。

旧市街は17世紀にアラブ人が築いた街。人々の活気が感じられる庶民的なエリアです。

一方で新市街は20世紀前半のフランス統治時代に築かれた近代的な町です。

便利なトラム

ラバトにはトラムが通っているので、市内中心部だけの移動ならバスやタクシーを使う必要がありません。

料金はどこまで乗っても1回6ディルハムと手ごろな値段です。

ルートや停留所もわかりやすいので、勝手がわからない旅行者でも簡単に乗りこなせます。

ラバトの見どころ

ウダイヤのカスバ

モロッコ ラバト ウダイヤのカスバ
メディナの北側に広がる城塞地区。

白と青で統一された、おとぎの話に出てくるような町並が広がっています。

白と青といえば北部のシャウエンが有名ですが、山間部にあるシャウエンに比べて平地なので歩きやすく、人もシャウエンに比べて穏やかな気がします。

メディナ

モロッコ ラバトのメディナ

駅前から北へのびるムハンマド五世りをまっすぐ進むとメディナがあります。

ラバトにムワッヒド朝の首都が置かれていた12世紀から13世紀にかけて創られた町。

迷路のようなフェズやマラケシュなどのメディナに比べ、ラバトのメディナは整然としていて歩きやすいです。

スーク(マーケット)には、観光客の姿はほとんど見かけません。

完全に地元の生活者のためのスーク(マーケット)です。

メディナのスークの中の八百屋。トマトやニンジン、キュウリ、メロン、ミカンなどが売られています。

ムハンマド5世の霊廟とハッサンの塔

モロッコ ラバト ハッサンの塔

ラバトの新市街にあるハッサンの塔(奥)

1195年ムワッヒド朝のヤークブ・マンスール王が建てようとしたモスクのミナレット。

その4年後に王が死亡したため、ミナレットは未完のまま残されました。

ハッサンの塔と同じ敷地内にムハンマド5世の霊廟があります。

彼はフランスから独立を勝ち取った国民的英雄です。

サレの渡し船

モロッコ ラバト サレの渡し船

サレはブーレグレグ川をはさんで対岸にある町。ラバトのベッドタウンです。

かつてはラバトをしのぐ商業都市で、サレ特産の羊毛や皮革を求めてヨーロッパの商人が訪れたそう。

今はラバトよりもさらに静かな町です。

サレへはグランタクシーやトラムでも行くことができますが、渡し舟で行くのがおすすめ。

ただ渡し舟で行った場合、メディナまでは少々歩きます。

アブー・エル・ハッサン・マドラサ

モロッコ ラバト サレの神学校サレのメディナの中にある神学校。

サレのメディナの奥の静かな場所にひっそりと建っています。

ラバト&サレの中で個人的には一番の見所です。

モロッコ ラバト サレの神学校

モロッコの他のマドラサ同様、中庭を囲む形式で、2階・3階は学生の宿舎です。

ここで学生たちが寝泊まりしながらコーランの勉学に励んでいました。

木製の手すりが年月を感じさせる風合いを醸し出しています。

フェズやマラケシュのマドラサの重厚な重々しい美しさに比べると、やや古びた感が否めませんが、

それが逆に時の流れを感じさせ、何時間もその場にいたくなる落ち着きを感じさせるのです。

 

ラバトのホテル

鉄道駅とメディナを結ぶムハンマド五世通り周辺にホテルが点在しています。

この辺りに泊まれば鉄道もメディナも徒歩でいくことができて便利です。 

ホテルバリマ Hotel Balima

 
鉄道駅から歩い徒歩2分。メディナへも歩いて5分の好立地。

一泊5000円前後です。

同じ値段でも広さ、バスタブのある・なしなどに違いがあります。

複数の部屋を見せてもらい、お気に入りの部屋に決めてもいいでしょう。

部屋でwifiI接続が可能です。

ホテルバリマ Hotel Balima

住所:Ave Mohammed V Rabat +212 0537707755 
www.hotel-balima.net

ラバトへの行き方

カサブランカのムハンマド五世空港からラバトへは、鉄道で1時間ほど。

途中アイン・スベハという駅で乗り換えます。

ラバトの中央駅にあたるのはラバト・ヴィル駅です。

 

【関連記事】

モロッコはどんな国?治安と旅行の基本情報 

 

女ひとり、イスラム旅

サレに住む青年と知り合い、彼の自宅やラバト&サレのメディナの古い邸宅に暮らす友人宅を訪ねた歩いた体験が書かれています。

 

関連記事

  1. オマーン バハラ バフラ

    イスラム圏の旅

    中東イスラム圏の旅行は危険?

    イスラム圏に通って20年になります。「危なくないの?」とよく聞かれます…

  2. インド ワーラーナシー

    イスラム圏の旅

    インドで野犬に噛まれ、狂犬病のワクチン注射を打つ。インドの信頼できる病院リスト。

    インドの有名な観光地ヴァーラーナシー(バラナシ・Varanasi)で、…

  3. イラン メイマンド村

    イスラム圏の旅

    メイマンド *世界遺産「メイマンドの文化的景観」に残る数万年前からの洞窟住居。

    イランには洞窟住居が残っていて、今でも暮らしている人がいます。住居はな…

  4. バングラデシュの女の子 バングラデシュ人

    イスラム圏の旅

    バングラデシュはどんな国?バングラデシュ人はどんな人たち?

    バングラデシュは豊かな国で、年に3回お米が収穫でき、家族や親戚のつなが…

  5. モロッコ タフロウト アイトマンスール

    イスラム圏の旅

    タフロウトからアイト・マンスールへ*廃村の古民家にホームステイ

    タフロウトからアイト・マンスール渓谷へ行きました。アイト・マンスー…

  6. イランのキャンドバーン村 iran-kandovan

    イスラム圏の旅

    キャンドバーン*奇岩の中に今も人が暮らすイランのミニカッパドキア

    イラン北西部にあるキャンドバーン村。トルコのカッパドキアのように奇岩を…

最近の記事

  1. エジプトのマーケット
  2. エジプト・ソハーグ
  3. oman-game-man

過去の記事

イスラム教徒との結婚
イスラム教の基本
イスラム教のおすすめ本
イスラム女性のすべてがわかる
desert-nomad
イスラム教の結婚式
  1. イスラム教の女性の写真 エジプトの女子学生のしゃs

    イスラム

    日本人が知らないイスラム女性の真実【決定版】
  2. エジプトの結婚式

    イスラム

    エジプトの結婚の特徴&結婚式のプロセス
  3. オマーン ニズワ動物市

    イスラム

    イスラム女性を知るおすすめの入門書【厳選5冊】
  4. チュニジア男性

    イスラム

    ムスリム男性との恋愛・結婚について<質問への回答>
PAGE TOP
error: Content is protected !!