2026-04-06

『世界のくらし カナダ』が刊行されました。

世界のくらしカナダ

写真絵本『世界のくらし カナダ』が発刊となりました!

カナダの家庭、学校生活、食や料理法、SDGs、日本との関係まで、カナダをトータルに紹介する写真絵本です。

本の内容

国土の40%が北極圏、国立・州立公園の数は1000以上という自然豊かな国のカナダは、200以上の民族がくらす多民族国家。
1971年に世界にさきがけて多文化主義を公式政策として採用、1988年には「多文化主義法」を制定した国でもあります。
本書にはカナダでくらす、さまざまなルーツをもつ人びとがたくさん登場。そんな人びとの笑顔から、現代のカナダの魅力が伝わり、他国を知ることの喜びを感じられる1冊です。

あとがき*カナダ取材を終えて

カナダの小学校では新鮮な驚きがありました。まずテキストがないことです。先生は自分で選んだオンライン上の教材やプリントを使います。
時間割もしばしば変更になります。大きなできごとがあれば、それをテーマにした授業をすることもある。カナダの学校はある意味、先生の創造力が試される授業です。
先生はとにかく児童をほめるのが上手です。だれかが発表すれば、「おおーすごい!私ですら、そんな考えは思いつかなかったよ!」などと、ややおおげさともいえるほどにほめます。
発言がまちがいであっても、決して否定はしない。「そういう考えもありますね」という。こうして子どもたちの自尊心や自己への信頼が育っていくのでしょう。
なにより「生きる力」を育むことを、カナダの学校は大切にしていると思いました。ウィニペグの小学校では、自分の心を楽しくするものごとを書く授業がありました。マイナスの感情をもってしまっても、楽しいことを思いだすことで、気持ちをコントロールすることができます。
このスキルは、いつもちょっとしたことで落ち込んでしまう私にとっても、とても有益なものでした。人生でもっとも大切なことは人生を楽しむことであり、そのために必要な心のもち方が、まさにこれだと思うのです。
コンピューター関連の授業が少ないことも意外でした。カナダはIT国家というイメージがあり、コンピューターの授業が多いと勝手に想像していたからです。器用にコンピューターをあやつるより、もっと大切なことがあるということでしょうか。
私たちは日頃、コンピューターやスマートフォンに多くの時間を割かれてはいないでしょうか? IT機器からあえて距離を置き、人間らしさや思考力をやしなうことに力を入れているカナダの学校は、「人にとって本当に大切なものは何か?」を私に気づかせてくれました。

書籍情報

発売年月2026年4月
ISBN978-4-591-18868-2
判型A4変型判サイズ286mm x 215mm
ページ数48ページ
定価4,400円(本体4,000円)
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