「季刊アラブ」の表紙を担当しました。これでかれこれ7回目(?たしか)。
写真はエジプト・カイロの旧市街にあるカフェ。
カフェにはよく絵が描かれています。店の主人や友人、その界隈で名の知れたローカルアーティストなどが描いたもの。表紙の写真の絵はかなり完成度が高い方ですが、
他にも、こんなかんじの絵もあります。右下のトレーを持っているのが店主で、絵のモチーフになっているのは彼です。似てませんか?
ヘタウマな絵が多く、大らかさ&愛嬌などエジプトっぽさが感じられて、思わず見入ってしまうことが多いです。
こちらはカイロの中心部にある老舗のカフェ。
女性がこんなに大きく描かれているものも。実はこの人、アラブなら知らない人はいない有名人。「エジプトの美空ひばり」と言われたオンム・カルツームさん。
エジプトの男性たち(アラブの男性たち)は、たいてい行きつけのカフェを持っています。
そこで日がな一日水タバコを吸ったり、友人たちとおしゃべりに興じたりします。
カフェに行かない日は1日とてないくらい。
アラブのカフェでは、お茶を飲むだけでなく人々を観察したり壁の絵に見入ったり、日本のカフェとはまた違った楽しみ方があるのです。