飲食店で料理の写真をとる(SNSなどにアップするために)ことを「フードポルノ」と言うそう。
今週発売の「週刊文春」の林真理子さんのエッセイで、初めて知りました。
林さんが、飲食店で誰かと一緒に食事している時、料理の写真を撮ろうとしたら、「それはフード・・ですよ」と注意されたとのこと。
もちろん林さんは、ところかまわず撮るわけではなく、個室で食事する時だけ。
カウンターや人のいるところでは、絶対に撮らない。それにもかかわらず。
スマホを持っていた時、私も友人知人と雰囲気の良い店で食事した時など、カシャカシャ撮っていた。
幸い私の友人知人は心優しい人たちばかりで「フードポルノ!」とかたしなめられたことはなかったけれど、内心あまり良い気分でなかったのでは?と反省。
誰かと一緒にいる時に、相手がスマホをしきりにいじっていたら、正直あまり良い気持ちがしないですものね。
料理を勝手に撮るのはマナー違反
お店で出された料理を勝手に撮影するのは、実はマナー違反だそうです。
(「SNS時代の写真ルールとマナー」)
レストランは食事をする場所。カシャカシャ撮る音がしたら、静かに食事を楽しみたいという人にとって迷惑だからです。
また別の問題もあります。
「お客さんが撮影した写真が公開されると、「自分の店独自のアレンジをほかの店に真似される」とか、「おいしそうに写っていないと評判が落ちる」といった心配をしているという話を聞きます。
林さんは、「SNSのせいで、人の心が本当に悪くなっている」と書いているが、ひと昔前には、レスオランでカシャカシャする人は、あまりいらっしゃらなかった。
私がスマホをやめて良かったのは、ただでさえ他人に迷惑ばかりかけている自分が、少しでもそういう機会が減ったことである。
ところで、林さんは思うところあり、6年以上続けたブログ「あれもこれも日記」を一時中断したそうだ。
時々のぞいて楽しんでいた私は、寂しいかぎりです。