96才でも非常に元気な秘訣とは?

エジプトの西方砂漠に、ダフラオアシスという場所があります。首都カイロから、バスで15時間かかる場所です。

この村で、96才になるおじいさんに会いました。

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このおじいさん、アブダッラーさんは、いつも、家の前の土製のソファにすわっているのですが、私が3年前にこの村を訪れ、アブダッラーさんに会ったときも、全く同じ場所に座っていました。
(以前私と会ったことは、すっかり忘れていましたけれど・・・・)

アブダッラーさんの主な日課は、一日5回の礼拝です。

一回目は、ファジル(夜明け)の礼拝。
このために、毎日朝の3時か4時くらいに起きて、モスクへ出かけます。

村に何軒かあるうちの、いちばん家から近いモスクへ行くのですが、それでも歩いて10分かかります。

こんなご高齢の方が、真っ暗な中でだいじょうぶなのだろうかと思ってきくと、「この杖があるからだいじょうぶだよ」とおじいさん。

おじいさんは、3才年下のおばあさんアジーザさんとの二人ぐらし。

家には時計はありません。
1日5回の礼拝の時刻は、ラジオか、モスクのアザーン(礼拝へのよびかけ)で知るそうです。

「でも、ラジオとかが知らせるまえに、だいたい時間がわかるから、その前にモスクに行ってしまうんだ」とのこと。

アブダッラーおじいさんにとって、モスクで5回礼拝することは、この上ない喜びなのでしょう。

おじいさんは、耳が遠いわけでもなく、私の言うことにもかくしゃくと答えます。これまで医者にかかったことは、1度だけだそうです。

毎日5回、モスクへ歩いて往復することや、好きなことのために、大半の時間を使っている精神的満足感などが、96才にもかかわらず、非常に若くいられる秘訣なのでしょう。

こんな年のとりかたも悪くないな、とアブダッラーさんを見ていて思いました。

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