イランには流しのタクシーもありますが、メーターはなく、旅行者は慣れないためにぼられたりする。なので、あまりおすすめではありません。
ではタクシーに乗るにはどうしたらよいでしょう?
ホテルや店で呼んでもらう
町を歩いていてタクシーが必要になったときは、近くのお店に入って、タクシーを呼んでもらいます。
イラン人はたいてい知っているタクシー会社がありますから、そこに電話してくれます。
ホテルをチェックアウトする際は、フロントにタクシーを頼みます。
また観光名所の事務所などでタクシーを呼んでもらうこともできます。
アルダビールの聖者廟を見学した後、「サルエイン」という温泉地に向かった時のこと。
この時は、聖者病のチケット売り場でタクシーを手配してもらいました。1時間くらい乗って400円ほど。(温泉地サルエインは蜂蜜で有名です)。
空港からテヘラン市内へのタクシー
空港から市内へのタクシーは定額制ですが、かなり高額です。それ以外、市内に出る足が選択肢がほぼゼロなので、しかたないのですが。。。
帰国の際、聖地ゴムから空港へ向かいました。この時は、友人の知り合いの運転手に、友人宅から空港ヘ送ってもらいました。料金は50万リアル。
初日に空港からテヘランの病院まで乗ったタクシー代よりも安かったです。
女性タクシー運転手
イランには、女性ドライバーのタクシーがたくさん走っています。
ホテルに泊まっている場合は、フロントに女性タクシー運転手を呼んでくれと頼めば、呼んでくれます。
上の写真のドライバーさんは、2人お子さんがいるお母さん。テヘランのホテルからバスターミナルまで乗りました。
その日、ヤズドへの早朝出発のバスに乗るため、夜が明けないうちにバスターミナルに行く必要がありました。こんな時間からお仕事。さすがイランのお母さんはすごい!
その時刻に男性の車に乗るのは、ちょっと不安。そのためホテルのフロントに頼んで女性運転手の車を手配してもらいました。
彼女はゆったりとした安全運転で、リラックスして助手席に乗っていられました。
女性のタクシー運転手は、テヘランだけでなく、イスファハンやヤズドなどの都市にもいらっしゃるそう。
先日、日本在住のイラン人とお話したのですが、イランは日本以上に女性の社会進出が進んでいるそうです。
普通の車がタクシー
面白いのはイランではしばしば普通の乗用車がタクシーに早変わりすることです。
タクシーが少ない場所だが、歩きたくない。そういう場合、イラン人はしばしば一般の車をヒッチハイクします。
タダで乗る場合もあるが、お金を払うケースももちろんあり。
そして本来タクシー免許を持っていないのに、(おそらく無許可で)客を乗せている車がけっこうあるようです。
たまたま車を持っていて「今は暇だから、人でも乗せるか」みたいな感じでしょうか。
場所によっては正規のタクシーがあまり走っていない所がありますから、こういう車は非常に重宝します。
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