オマーン マスカット

イスラム圏の旅

オマーンにある10の美しい観光地と5つの秘境

アラブの古きよき面影や情緒を感じられ、中東の中でも最も治安が安定している国オマーン。

古い城塞や城、壮大なモスク、雄大な砂漠や山岳地帯、美しいビーチなど見所も豊富です。

その中で私が最も美しいと思う場所を10、訪れるのがやや難しいものの、魅力的な秘境を5つとりあげて紹介します。

オマーンで訪れたい10の美しい観光地

マトラのコルニーシュ Mutrah Corniche, Muscat

 

オマーン マスカット
オマーンの首都マスカットは、優雅でおだやかな雰囲気を持つ町です。

それを色濃く感じさせるのが、海に面したマトラ地区。ルイ地区とオールド・マスカット地区の間に位置しています。

弧を描く海沿いの道コルニーシュ沿いに白亜の建物やモスクが並び、特に夕暮れ時、夜明け後から間もない時間帯の風景はなんともいえず美しい。

コルニーシュの北には魚市場が、南にはオマーンで最も古いスークの1つであるマトラスークがあり、その間は約500mです。

オマーン マトラのコルニーシュマトラのコルニーシュの北にある魚市場の桟橋で、漁から帰る船を待つ人びと。

個人的には早朝に魚市場をひやかした後にコルニーシュ沿いを散歩、夕暮れ時はコルニーシュとマトラスークを散策するのがおすすめの過ごし方です。

 

スルタン・カブース・グランド・モスク Sultan Qaboos Grand Mosque, Muscat

 

スルタン・カブース・グランドモスク
スルタン・カブースモスクの礼拝室には、豪華絢爛なシャンデリアがいくつも天井から下がっている。

オマーンで最大にして最も美しいモスクで、2001年故カブース・ビン・サイード国王によって建てられました。

スルタンカブースグランドモスク

その端正な美しさを堪能するために、朝早い時間帯にモスクに訪れるのがおすすめ。8:30に開く。

 

ジャブリン城 Jabrin Castle 

 

シャブリン城

オマーンで最も美しい城といわれるジャブリン城。

城の屋上からは、周囲のナツメヤシ林が望める。この城にはオマーンの観光客も多い。

オマーンには数多くの城や城塞が残されていますが、ジャブリン城がそれらと違うのは、戦争ではなく平和の時代に、芸術や科学を愛する統治者によって建てられたという点です。

オマーン シャブリン城

ジャブリン城の中でも最も美しいとされる「太陽と月の間」。

 

そのために内部は細部に至る装飾など芸術的な美しさにあふれています。

 

ニズワ  Nizwa 

 

ニズワフォート

ニズワはオマーンの内陸部にあり、6〜7世紀にはオマーンの首都として栄えた古都。

ニズワ・フォートの近くのスークでは、毎週金曜日に動物市がひらかれます。

オマーン ニズワ 動物市

伝統的な方法でヤギや牛などが売買される方法を見ることができます。売り手が買い手の間を動物を引き連れて歩くというもの。

まずヤギが、それから牛や馬などの大型動物が売られます。

ニズワではAl Karam Hotel Apartmentl に泊まりました。部屋も広くきれいなアパートメント形式のホテルです。

 

バハラ・フォート Bahla Fort

 

バハラ・フォート

バハラフォートの入り口。私が最初に訪れた2009年は改装中で、中に入ることができなかった。今は修復が完成している。入場料は500バイザ(約150円)

オマーンに数多く残るフォート(城塞)の代表が、1987年に世界遺産に登録されたバハラフォートです。

バハラの町の中心部にあります。

バハラではBait Bahla Hospitality Innに泊まりました。バハラの中心部の村にある古い邸宅を改装した宿で、バハラフォートまで歩いて5分です。ここを拠点に、下に紹介するハムラやミスファを訪れるのが便利です。

 

ハムラ Al Hamra

 

オマーン ハムラ

ナツメヤシの林の向こうに見えるハムラの旧市街。

ハムラ村はアフダル山脈の南斜面にある村。旧市街には伝統的な住居が数多く残っています。

旧市街の中には古い伝統住居を使った民族資料館があります。

この地方の家庭で作られるパンの作り方、コーヒーの入れ方を見学することができます。

 

ミスファ Misfat al Abryeen

 

オマーン ミスファ

 

ハムラから10kmほどの場所にあるミスファも古い村です。

ハムラを始めオマーン山間部にある古い村々は、ほとんどが廃墟となっていますが、ミスファ村は今も人々が暮らしています。

その近くにはナツメヤシ林が広がり、その合間をぬって「ファラジ」(オマーンの伝統的な灌漑施設)がひかれています。

ハムラやミスファは、マスカットからツアーに参加する方法もありますが、バハラを拠点にしてタクシーをチャーターして訪れる方が自由度が高く、個人的はおすすめです。

バハラでは、Bait Bahla Hospitality Innが町の中心にあって便利です。

 

スール Sur

 

オマーン スール

早朝のアイジャ村。

オマーン東部にあるスール は、アフリカ東部との貿易で6世紀から栄えた港町。

美しい漁村アイジャ村や、古くから続くダウ船の工房を訪れることができます。

スール では、Al Ayjah Plaza Hotelに泊まりました。海の見える部屋から、漁に出る小舟や漁師たちの仕事風景を眺めることができます。

 

サラーラ Salalah

 

サラーラ

サラーラには、近隣でとれた果物を売る露店がたくさんある。

オマーン南部にある町サラーラは、オマーン北部とは違った南国的雰囲気にあふれた町です。

緑が多く、海岸沿いにはココナツやバナナ林が広がっています。

毎年モンスーンの影響で、夏にたくさんの雨がふります。

その間は穏やかな気候に恵まれるため、近隣の湾岸諸国やオマーン中から避暑客がおおぜい訪れます。

サラーラでは「Star Emirates Suites」に泊まりました。ベッドルーム、リビング、キッチン、バス・トイレがそれぞれ独立したアパートメント形式のホテル。とても広く、きれいです。周辺には安いインド料理屋(味が抜群!)やイエメン料理店(量が抜群!)もあります。

 

マルバート Marbat

 

マルバート

マルバートの漁港近くの海岸。磯の匂いとカモメの泣き声に、砂漠の地中東にいることを、しばし忘れます。

サラーラから約74km東にある港町。海沿いは磯の香りにあふれ、海沿いには独特な古い建物が数多く残っています。

 

オマーンで訪れたい5つの秘境

イブラの女性市場 Ibra woman market

 

Ibra woman market イブラの女性市場

イブラの女性市場に買い物に来た女性たち。この地方の女性たちは鮮やかな色合いの民族衣装を着ている。

イブラは北シャルキーヤ地区の首都で、古くからこの地域の交易の中心を担ってきた長い伝統を持つ町です。

ここでは毎週水曜日、女性だけが売り買いを行う女性市場が開かれます。見物客も女性しか入ることができません。

イブラで泊まったのはIbra Motel。部屋は広く清潔。宿の向かいにトルコ人が経営する美味しいレストランがあります。

 

ルスタック・フォート Rustaq Fort

 

Rustaqfort ルスタックフォート

夕闇が迫りつつある中でのルスタックフォート。

ルスタックはアフダル山の北側山麓にある町。

ここにあるルスタックフォートは、オマーンで最も重要な砦のひとつとされています。

 

ジュベル・シャムス  Jebel Shams

 

Jebel shams

ジュベルシャムスからの光景。雲の下に町と家並が小さく見える。

 オマーンで最も高い標高(3009m)山ジュベルシャムス。

ここからここから見下ろす「ワディ・グル(ワディとは涸れ川のこと)」の光景は「オマーンのグランドキャニオン」と言われています。

 

バニ・ハビブ Bani Habib

 

オマーン バニハビブ村

バニ・ハビブの旧村。かつてここに暮らしていた村民は、近くの新市街に新たな家を建てて移り住んでいる。子供たちが学校に通うようになり、車が入れない場所にある家の暮らしが不便になったため。

アフダル山中にある廃村。そのたたずまいが周囲の景色と一体となった光景がとても美しいと有名です。

バニ・ハビブと次に紹介するソウジェラは、バハラをベースに回るのが便利です。バハラの宿は上に書いたBait Bahla Hospitality Innおすすめです。

 

ソウジェラ Sawjarah

 

Sawjarah 2 ソウジェラ

山肌にへばりつくように建てられている民家。村にはイスラム関係の書籍を集めたライブラリーやモスクがある。

アフダル山中の山奥にある古い村。岩山の壁面にへばりつくように岩で造られた家々が並ぶ様は、まさに「オマーンの中で最も信じがたい光景の村」。

驚くことに、この村には今でも5家族ほどが暮らしています。ここに行くには4W車が必要になります。

初めて訪れた2009年には電気が通ったばかりでしたが、今はゲストハウスもできているようです。

オマーンも観光地化されてきているのですね。

 

【関連記事】

【完全ガイド】オマーンの魅力と予備知識

オマーン女性一人旅の心得

 

【「女ひとり、イスラム旅」】

バニ・ハビブとソウジェラへの行き方、場所の詳細は、こちらの本で詳しく紹介しています。

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