最近ちょっとした秘境ブームのようです。本屋にいけば、秘境と題する本が目立つ場所においてあります。
ただ、秘境めざして地球の果てまでいくって、なかなか大変(じゃないですか?)
そこまで足をのばさずとも秘境はすぐ近くにある、と思うのです(もちろん地球の果てまで行く価値は十分ある、と思った上で、それができない人もいると思っての話)。
たとえば、いつも通う職場のとなりの駅の商店街を歩いてみたら面白かった、自分の家のすぐ近くの裏路地を歩いたら変な民家に遭遇した?とか、これだって考えてみたら「秘境」です(←少々こじつけっぽいですが)。
海外旅行に行くにしても、フランスのパリとか、エジプトのピラミッドとか、一見ごくありふれた観光地でも、ガイドブックにない路地裏を歩くと、そこには「秘境」の世界が待っています。
路地裏には表通りにはない、人々の生活があるからです。
(エジプトの首都カイロの路地裏で遭遇した焼き芋屋。屋台を見つけると、子ども達が釣り銭にぎりしめて集まってきます)
というわけで、私はエジプトへいくと、せっせと路地裏に足を運ぶ。そこにはガイドにはない自分だけの発見、人々の生活の匂い、人間臭さや驚き、そんなものが充満しているからです。
写真のような焼き芋屋さんだって、表通りや、ピラミッドの近くで出会えるかといったら、決してそんなことはありません。裏通り、路地裏を歩くから、当地の人々の暮らしがみえてくるのです。
・・・・と話が思わぬところに脱線してしまいましたが、要するに、現地の人の暮らしを知るには、路地裏に分け入ってみるのが一番。そうでないと見えない世界があるのです。