モルディブの家庭で料理を教えていただきました。今回は焼き魚です。
日本の焼き魚といえば「塩」で味付けですが、モルディブでは「唐辛子ペースト」です。
ペーストの材料は唐辛子、ニンニク、ショウガ、黒コショウ。
焼くのは庭です。
燃料はココナツの葉っぱと乾燥したココナツの実。
モルディブには、どの家にココナツの木があります。
ココナツが料理のベースにもなれば、燃料にもなるのです。
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魚を焼きながら、奥さんが「あなたの家には何の木が生えているの?」と言いました。
私が「何もない」というと、
え!?と絶句。
「庭がないから」と言うと、とても残念そうな顔をしていました。
この家にはバナナの木もあるそうです。
バナナはカレーにして食べることも。
バナナのカレー、食べてみたいなあ。
食事の付け合わせは、ココナツミルクと砂糖です。
これをごはんにかけて、混ぜながら手で食べます。
料理が辛いので、甘いココナツミルクで口直しするのです。
ご飯に砂糖をかけて食べる!
世界には様々な食文化があるのですね。
それも砂糖はかなりたっぷりです。
ここで日本人的には(というか、私は)「砂糖の取りすぎじゃない?だったら辛さを控えめにすればいいのに」と内心思ってしまいますが、やはりモルディブ人にとって、「辛さ=美味しさ」だったりするんでしょう。
またモルディブの食事は常温のものが多いのですが、手で食べるので熱いものは食べられないのですよね。
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