話し下手で悩む人は多いですよね。
私もです。
どうしたら上手く話せるようになるのか?
「話が下手な人は体験が少ない」と聞いたことがあります。
自分が「話下手だ」と悩んでいる人は、話し方を学ぶ前に話のネタを増やす行動を起こすのが良いのでは?
それも他人が思わず聞きたくなるような行動が良いと思います。
パリよりニューギニア
例えば旅行。パリに行ってエッフェル塔を見たとします。
聞く方は「良かったね」で終わってしまいそうです。
これが、ニューギニアに行ってイモムシを食べた(あくまで仮定の話ですが)となれば、「どんな味?」「生きてるヤツ?」とか質問攻めにあうでしょう。
そこには「話し方が上手い・下手」というレベルを超越した興味深い内容があるから。
話の中身が面白ければ、話の上手い下手は、はっきり言ってどうでもよくなります。
話し方は、あくまでツールです。
良い包丁を持っていても、良い食材がなければ美味しい料理ができない。高スペックのパソコンを持っていても、表現したいことがなければ宝の持ち腐れ。それと同じ。
テクニックを磨くことも大事だが、自分が話したいこと、人が聴きたくなることを体験を増やす。
これ、ようは「楽しく面白い体験をすればいい」ということ。
こう開き直れば、気がラクになりませんか?
話し方より内容
何をかくそう、私も人前で話すのがあまりに下手なことに悩み、一時「話し方教室」のような場所に通ったことがあります。
でも結局、そこで先生にホメられるのは面白い体験を話す人。
内容が平凡でつまらなければ、いくら話し方テクニックを駆使しても、聞く方はノッて来ません。
繰り返しになりますが、話下手だと悩む人は、他人が旅行しないような場所へ旅行したり、人がやらない趣味をやるとか、それに貴重な自分の時間や精力を使った方が良いです。
旅行については、成毛眞さんが「これが「買い」だ 私のキュレーション術」の中で、こんなことを書いています。
「帰国後のエピソードとしてニューヨークでうまいものを食った、ミラノでオペラを観たと言った話は嫌味になりがちだ。ただ、内モンゴルでゲルを組み立てたとかネパールで楽器を買わされたという話は、脚色しなくても、面白がってもらえる。
旅に出るのは、この手のネタを仕入れるためだ。旅行そのものを楽しむだけではないのだから、馬鹿馬鹿しいほど旅の価値は上がる。」