ヒジャーブ、チャドル、二カーブ‥‥イスラム女性の服装を徹底的にわかりやすく解説します!

イスラム教徒の女性は髪や肌を隠しています。

その隠す布。日本ではスカーフやヴェールと言われていますが、実は様々な種類があります。

どんなものがある?
国や地域によって違いがある?
つけ方には決まりはある?

そんな「被り物」への疑問にお答えします。

①「ヒジャブ」

イスラム女性のスカーフ

モロッコの市場で売られているヒジャーブ。内に巻いているグレーの布は、インナーヒジャブと言って、髪を完全に隠すためのもの

イスラム女性の髪を隠す布として最も代表的なものが「ヒジャーブ」。ヴェール、スカーフと言われるものです。

②「ヒマール」

ヒジャーブ姿のイスラム女性

エジプト北部の町の市場で魚を売っていた女性。青いヒマールの他に、額の上にインナー・ヒジャブを付けて、髪の毛が完全に見えないようにしている。

ヒジャーブより隠す部分が多くなり、背中全体と腰まで隠すもの。

どちらかというと、やや年配、農村地方の女性が多く身につけています。

③「ニカブ」

イスラム女性のヒジャーブ

オマーンの市場で見かけた女性。

目だけ出して他の部分は隠すもの。色は黒が多いです。主に湾岸諸国の女性が身につけています。

写真はオマーンの女性。オマーンの女性は二カーブを身に着けることは少ないものの、市場など不特定多数の男性が多く訪れる場所では着けています。

4「アバヤ」

アバーヤを着たイスラム女性

アブダビの市場で見かけた女性

黒いガウン。サウジアラビアなど湾岸諸国の女性が身につけています。

丈は足首までかくれるくらい。これと黒いヒジャブを身につけるのが一般的です。

⑤「チャドル」

チャドル

イランの若い女性たち。チャドル の下はジーパンを履いている。

チャドルとはイラン女性の服装です。
大きな布を頭からすっぽり覆うもの。

色は黒のほか、花柄模様もあります。

何を身につけるか決まりはあるの?

以上の5つのアイテム。
これらどれを身につけるかは、一般的に決まりはありません。
女性の自由にまかされています。

そのため同じ国・街でも女性たちの服装は様々だったりします。

Hijab 1 4モロッコの街角で。

顔まで隠している女性もいれば、スパッツをはいて自転車にまたがっている女性もいます。

ヒジャブの着け方に決まりはある?

①ヒジャブ。その身につけ方も、基本的は自由です。

よくあるのは、髪がはみ出さないよう顔周りをぴったり布で包み込むもの。

イスラム女性のヒジャーブ

モロッコの女性。この女性もインナーヒジャブを着けています。

額からの髪はみ出すのを防ぐため、内側に「インナー・ヒジャブ」をつけることもあります。
そのインナーヒジャブの色は、黒か白が多いようです。

写真の女性はモロッコ。
インナー・ヒジャブを着けて髪の毛を完全に隠すのは、私の知る限り同じ北アフリカでもエジプト、モロッコが多い。

位置的にモロッコとエジプトの中間にあるチュニジアでは、あまりインナー・ヒジャブを着けた女性を見たことがありません。

 

下はチュニジアの女性。Hijab 1 3 チュニジア(アラブ)女性のヒジャーブ
このように、ヒジャーブはピンを使わず、ただぐるりとラフに巻くだけでもOK。

イスラムの戒律がゆるい国では、こんなラフなヒジャブ姿の女性が多いです。

ヒジャーブの色に決まりはある?

ヒジャーブの色や形は実に様々。

アラブのファッションリーダー的存在であるエジプト女性たちのヒジャーブは、とてもカラフルです。

ヒジャーブを身につけたイスラム女性

エジプトの若い女性たちの間では、ヒジャーブと服の色を合わせるのが定番のおしゃれ

なんとシャツとスカーフを同系色にまとめている。おしゃれです。

そしてヒジャーブの色も国によって特色があります。

こちらはシリア。シリア女性のヒジャーブは白が多いです。

シリアの女性

シリアの首都ダマスカスのウマイヤド・モスクでくつろぐ家族づれ。

ヒジャーブ姿のイスラム女性

シリアのダマスカス で会った母親と赤ん坊

シリアでは、「ヤンママ」も白のスカーフです。

 

 

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★イスラムの女性、ヒジャーブについて、こちらの本で詳しく解説しています。

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