パキスタンの働く女性インタビュー(2)イスラム商工会議所・事務総長補佐に「結婚観」を聞く

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イスラム商工会議所(Islamic Chamber of Commerce)事務総長補佐をされているアティヤ・ナワジシュさん(54歳)にお話を聞きました。

イスラム商工会議所とは

イスラム商工会議所は、イスラム協力機構(OIC)の関連機関です。

OICがイスラム諸国間の政治的な分野での業務を行うのに対し、経済分野での協力を目的につくられたのが、この組織。77年に設立されました。

オフィスは、カラチの中心部にある畏怖堂々とした建物の中にあります。

建物の2階にある彼女の部屋は、広くゆったり。

ここの職員は25人。うち女性は彼女1人だけです。彼女の仕事は、新たな市場や投資を見つけたり、イスラム諸国の女性実業家の間でのネットワークを構築したりすること。

組織に参加したのは、1980年。組織ができたばかりの時でした。

では、さっそくインタビュー。

-幼少期のことを教えてください

カトリック系の学校で学びました。授業はすべて英語です。すごく厳しい学校でした。授業中にミスをしたら母親にすぐに連絡が行き、母親も叱られました。

両親は保守的でした。父親は軍人で、いつも「ベストの成績を残せ」と言われて育ちました。母は勉強には厳しくありませんでしたが、「イスラムの女性として、どういう服装をすべきか、どう振る舞うべきか」について、とても厳しかったです。

IBA(Institute of Buisiness Administration)を卒業しました。ここで働いている知人の紹介で、この組織に参加。フランス語ができて、経済の知識がある人をさがしていました。

母親は「女性は働くべきではない」という考えで、私が働くことにも反対でした。ここに就職が決まったとき、オフィスに見に来ました。どんな場所で、どんな人たちが働いているのか心配だったからです。中をみて安心して帰っていきました。

イスラムと結婚

-結婚はされていますか?

4年半前、50歳の時にしました。それまで結婚しなかったのは、仕事に集中したかったからです。彼とは30年知り合いでした。もともと友人を通して知り合い、グループで出かけたりしていた仲です。

お互い初婚。この国では非常にまれなケースです。でも私はかたく信じていました。「私たちが結婚すべき時期がきたら、きっと結婚するだろう」と。

-パキスタンでは、女性は結婚が早いですね?

私たちの社会は「早く結婚したほうが良い」という考えです。でも両親は「何かやるべきことがあり、それに集中しているのなら、すぐ結婚しなくてもいい、準備ができたときに結婚すればよい」という考えでした。

pakistan-workingwoman-7イスラムは、こう教えています。「すべての物事には適した時期がある。すべてのことはそれによって起こる」と。私たちの結婚もそうです。しかるべき時に結婚したと思う。だから結婚すると決めてから、2ヶ月で結婚しました。

-遅い結婚のデメリットは?

すべてのことには、メリットとデメリットがあります。「早く結婚すべき」というのは、やはり正しい。結婚に順応しやすいですし。

一方で年をとってからの結婚は、世界を見て、男を正しく判断するチャンスがある。自分が成長しているからです。

ただ周囲の人に「どうして結婚しないの?」とさんざん聞かれることだけが悩みのタネでした。「一人では暮らしていけないわよ」などと言われて。

私は正しい時期がくれば結婚するすればいいと思っていたから、「その時が来たらするわよ」と答えていました。

-ご主人は女性が仕事をすることに賛成ですか?

彼は元パイロットで、今はリタイアしています。私の仕事にとても協力的です。私は月1回は海外出張がありますが、私が時に行きたくないこともあっても、「これは君の役目だ。行って、しっかりと問題を見なければならないい」と言います。お互い尊敬しあっています。

-将来の夢は?

健康で平凡な毎日が送れたらよいと思っています。そして人を助け、よいムスリムでありたいと願っています。

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