2018-07-28

イランの暮らし*日本と違いすぎて面白い!

イラン人 Iran people

イラン人は客人を招くのが大好き。相手が外国人であろうと同じです。こうして数えきれないくらい現地の家庭に招かれる中で見た、「イラン人の暮らし」をご紹介します。

家が広い

イラン人の家に招かれて驚くのは、とにかく家が広いこと。庶民の家でも、です。特に広いのがリビングが広いです。このリビングは多目的に使われます。客間、食卓、親戚が集まってパーティ‥。ここに布団を敷いて寝ることも。

イランの家は家具が少ないため、さらに広く感じます。シンプルライフというのは、もしかしたらイラン人のためにあるのでは?と思うくらい。引越しする時は、随分楽だろうなあと思います。いつも移動していた遊牧民時代の名残でしょうか。

パーティーが大好き

イラン人 Iran people

家にお客を呼んでパーティ。これがイラン人の最大の娯楽です。イラン人はお客を招くことが大好きなのです。だから見知らぬ外国人でも気軽に自宅に招待します。こうしてほとんど週末ごとに親戚知人を招いてパーティを開く。イラン人は親戚が多いため、ゆうに20~30人が集まります。お酒はありませんが、音楽をかけて陽気に踊り、果物、紅茶や甘いお菓子や美味しい食事をたっぷりいただきます。

冷蔵庫が2つ

イランの家の冷蔵庫

冷蔵庫のドアにはシールが。日本といっしょですね。

たいていのイラン人の家には冷蔵庫が2つあります。毎週末のように家族や親戚が大勢集まるイラン人の家庭では、作る食事も大量だからです。お店からのテイクアウトもないことはないものの、大切なお客様には手料理でもてなすのがイラン流です。ですからごくごく普通の庶民にも冷蔵庫が2つあります。

ある主婦、「夜遅く突然お客がくることがあって、そういう時に食事を出すのに、いちいち食材を買いに行っていられないから、冷凍庫は必要なの」。夜遅くに人の家を訪問するなど、日本では考えられませんが、そんな不意のお客にも手料理でもてなすのが、イラン人のホスピタリティ!です。

床に座って食事

イランの食卓 イランの家庭料理

食事は床にソフレというシートを敷き、その上に料理を並べていただきます。シートは布の場合もあれば、ビニールの場合もあります。ビニールは1回1回使い捨てるタイプのものも。洗濯する必要がなくて便利ですね。床に座って食事するため、イラン人はあぐらをかくのにも慣れています。

食べたら昼寝

イランの昼食はたいてい午後1時から2時くらい。そのあとは必ず昼寝します。砂漠気候のイランでは、季節にもよりますが、日中はとても暑い。その時間帯に昼間をして体を休めるのは理にかなっているのです。イラン人がいう「午後」とは、昼寝後の夕方4時か5時くらいのことです。

一晩中ストーブをつけている

イランは潜在的に非常に豊かな国。産油国のため、石油はふんだんにあります。日本人なら冬でも布団に入ったらストーブを消しますが、イランでは一晩中つけています。料理も長時間煮込むタイプが多い。

あるご家庭にお世話になった時のこと。奥さんがアーブグーシュト(肉とじゃがいものトマト煮込み)を火にかけ、そのまま仕事にでかけてしまったことがあって非常に驚きました。夕方帰ってくるまでそのままなのです。「だいじょうぶなの?」ときくと、私が驚いていることに逆に驚いている様子でした。「ガス代がもったいない」というのは日本人の杞憂。資源大国イランでは、そんなことはどこ吹く風なのです。

★「イランの家めし、いただきます!

女ひとり20日間、イランの家庭を泊まり歩いた“出会い”と“食”の旅行記。言葉が通じなくても快く家に迎え入れてくれる、おせっかいであたたかな人々との出会いと、それぞれの家でご馳走になった“家めし”をめぐる食紀行です

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