<イスラム圏の旅行術> 安全のために知っておきたい「これだけは」

イスラム圏への旅行。一部の紛争地などをのぞけば、とても安全ですが、注意は必要です。

「最低限何に注意したらよいのか」をまとめてみました。

最低限のイスラムの知識

イスラムが日本でイメージされる宗教と大きく違う点は、イスラムが生活の事細かなルールを決めているという点です。

「親にやさしくしろ」「盗みをしてはいけない」など人生訓的な教えから始まり、「何を食べて良いか、悪いか」、「どんな服装が好ましいか」といったことまで、です。信者はこれらを守らなければならない。

つまり暮らしの中心に宗教があるのです。宗教抜きの暮らしというものをイメージできません。
そんな人たち相手に、「自分は無宗教だ」といったら、どういうことになるか? 前にも書きましたが、人として信用されない、頭がおかしいと思われる。

そして「神を信じていない」は、イコール「自分しか信じていない」利己的な奴であって、「自制心がきかない」、「何をしでかすかわからない」危険人物と見なされる可能性もあります。

最低限のアラビア語

中東・イスラム圏の言葉はアラビア語。最低限のアラビア語が話せることは、安全に快適に楽しく旅する上でぜひ必要です。

ことアラビア語に関しては、コーランの言葉という事情もあるためか、少し話せるだけで、現地の人の態度ががらりと友好的になります。

中東の人は、「こんにちは」「ありがとう」など、カタコトの現地語であるアラビア語を話すと、すごく喜んでくれます。「どこで勉強したんだ?」「どこから来た?」と質問攻めに。

アラビア語は国によって方言があり、単語が少しずつ違います。今は「旅のゆびさし会話帳」など便利なものがありますから、行く前にざっと目を通して行くと良いでしょう。

「ありがとう」「こんにちは」「名前は?」くらいの言葉は、すぐに口に出せるよう、行きの飛行機の中で練習していくと良いと思います。

最低限の政治知識

アラブ人はだれでもパレスチナ人にシンパシーを持っています。反対に、イスラエルとそれを支援するアメリカに良くない感情を持っています。

エジプト人などと仲良くなって、よく聞かれるのは「アメリカのこと、どう思う?」です。エジプトは親米国家で、エジプト人はマクドナルドやミッキーマウスが大好き。

しかし同時に反米感情を持っている。こういったことをふまえて現地の人と付き合う必要があります。

「多くのムスリムにとってアメリカという国家のイメージは一つは「子殺し」だり「母殺し」です。(途中略)中東でのアメリカの関与について言えば、圧倒的に悪者のイメージが強いと言えます」

服装に気をつける

タンクトップにミニスカート、みたいな服装は、イスラム圏では絶対にしてはいけないことです。現地の女性は手と顔以外に顔を出さず、髪も隠しているのが普通。

美しいところは自分の親族の男性には見せないのがイスラムの教えだからです。そんな場所で

肌を露出する格好は、自ら「痴漢してくれ」と言っているようなもの。

男性についても同じです。肌を出すのは恥とされる。いくら暑くても半ズボンというのはNGです。

 

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