イスラム圏は危ない?ニュースの裏に隠されたイスラム圏の素顔

よく中東・イスラム圏へ行くというと、「危なくないんですか?」と聞かれます。いつも「日本よりずっと安全」と答えます。それは、なぜなのか?

悪いことをしたら地獄へ行く

イスラム教徒のほとんどが、こう信じています。真剣に。

彼らに共通するのが、死後の世界を信じているということ。ほぼ100%です。

そして死後の世界には天国と地獄があり、「良いことをしたら天国へ行ける」ということも。

一昔前の日本の「お天道様が見ている」的感覚に似ています。地獄へ行きたくないから、悪いことはしたくない。

地獄で何が待っているか? 火あぶりです。来世は現世のように寿命があるわけではないですから、火あぶり状態が永遠に続く・・・・。これは苦しい。

一方の天国では、いくら飲んでも酔わない酒、永遠の処女が待っているという。こういうことは、ちゃんとコーランに書いてあります。

こうなったら「悪いことはしたくない!」「良い行いをして天国へ行きたい!」と誰もが思いますよね。

生活の中心に宗教が

イスラムの特徴は、「親にやさしくしろ」「盗みをしてはいけない」など、人生訓的な教えが多いことです。

「何を食べて良いか、悪いか」、「どんな服装が好ましいか」といった日常生活のルールを定めたものもあります。

日常生活のことを事細かに決めているのがイスラムの特徴なのです。信者はこれらを守る。暮らしの中心に宗教があるのです。

イスラムでは行動が大事。ただ心の中で神を信じているだけでは、天国へ行けません。

生活の中心にある宗教が「人を殺してはいけない」「貧しい人を助けよ」という教えを説いている。当然、社会も穏やかになるといえるでしょう。

ニュースは悪いことだけ

ニュースとして報道するには、センセーショナルなことであったり、深刻な事件であったり、「よくないこと」である必要があります。代表格は戦争やテロなどです。

ふだんの平穏なイスラム教徒の生活は、ニュースバリューがありませんから、滅多に報道されない。

こうして新聞やテレビのニュースをにぎわす報道だけを見て、多くの人が、「中東は危ないところだ」、「イスラムの国はテロばかりだ」というイメージを持ってしまう。

危ないのは一部の紛争地だけ。

危ないというイメージだけで足を遠ざけてしまうのは機会損失だと思います。

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